大阪発で4泊5日。5日間用12,050円と「連続する5日間」という仕様が、そのまま噛み合う日数です。
今回紹介する東日本ルートを一筆書きで回れば、普通運賃にして35,090円分。
ここでは実ダイヤで組んだモデルコースと宿泊地、そして4泊5日でも行けない行き先について紹介していきます。
結論:12,050円で、運賃35,090円を分を乗れます

大阪から東京、仙台、新潟、名古屋と回って戻る行程を組むと、普通運賃の合計は35,090円になります。
上記のルートを青春18きっぷの5日間用12,050円で乗れるので、差は23,040円です。

5日間用を1日あたりに直すと2,410円。
3日間用10,000円の1日3,334円と比べても、5日間用のほうが単価は安くなります。
ただし5日間用は連続する5日間を指定して買うきっぷです。
5日間を連続で使い切れる人でなければ、この単価は成立しません。
※2026年9月時点。所要時間と運賃はジョルダンの青春18きっぷ検索、価格はJRグループの発表で確認しました。
4泊5日で行ける範囲と、行けない行き先
まず距離の感覚をつかんでおきます。

片道1日で着くのは博多と仙台まで
大阪を5時00分に出て、その日のうちに着ける西の端が博多です。
所要14時間24分で、19時24分に着きます。東の端は仙台で、17時間8分かけて22時08分着。
このあたりが1日の限界です。4泊5日なら往復で2日、現地に3日を使えます。
鹿児島と青森は片道2日かかります
| 行き先 | 所要時間 | 乗り換え | 片道運賃 |
|---|---|---|---|
| 鹿児島中央 | 36時間38分 | 12回 | 13,970円 |
| 青森 | 35時間19分 | 13回 | 15,730円 |
※2026年9月時点。大阪5時00分発で計算しました。
どちらも1日では着きません。往復するだけで4日を使うので、現地に残るのは1日だけです。
4泊5日をかけて鹿児島へ行き、丸一日過ごして帰る。そういう旅になります。
鹿児島がここまで遠いのは、鹿児島本線の八代から川内までが肥薩おれんじ鉄道という別会社だからです。
青春18きっぷの対象外なので、九州南部は大きく迂回することになります。
鹿児島中央から博多まで28時間13分かかるのは、そのためです。
九州を回る場合は、鹿児島まで下りないのが成立の条件になります。
モデルコースA:東日本を一筆書きで回る
いちばん組みやすいのがこの形です。

| 日 | 区間 | 発着 | 所要時間 | 乗り換え | 運賃 | 泊 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1日目 | 大阪→東京 | 5:00 → 14:47 | 9時間47分 | 5回 | 9,020円 | 東京 |
| 2日目 | 東京→仙台 | 5:02 → 13:08 | 8時間6分 | 7回 | 6,270円 | 仙台 |
| 3日目 | 仙台→新潟 | 6:00 → 12:40 | 6時間40分 | 3回 | 5,720円 | 新潟 |
| 4日目 | 新潟→名古屋 | 5:14 → 18:38 | 13時間24分 | 7回 | 10,670円 | 名古屋 |
| 5日目 | 名古屋→大阪 | 5:37 → 8:37 | 3時間0分 | 2回 | 3,410円 | — |
※2026年9月時点。ジョルダンの青春18きっぷ検索で確認しました。ダイヤ改正で変わるので、出発前に調べ直してください。
この組み方の利点は、同じ道を一度も戻らないことです。5日間ずっと初めての車窓が続きます。
1日目は14時47分に東京へ着くので、午後は都内で使えます。
大阪から東京までの乗り継ぎは大阪から東京まで青春18きっぷで9時間にまとめました。
2日目の仙台着は13時08分、3日目の新潟着は12時40分。
どちらも昼過ぎに着くので、午後をまるごと観光にあてられます。
4日目の13時間24分をどう構えるか
この旅でいちばん長いのが4日目です。
新潟を5時14分に出て、名古屋に着くのが18時38分。乗り換えは7回あります。
前日の仙台から新潟が6時間40分と短いのは、この日のためです。
長い日の前夜は、早く宿に入って寝ておく。それだけで翌日の体力がまるで違います。
名古屋から大阪は3時間で着くので、5日目は朝寝坊しても間に合います。
最終日に余白があるのも、この形の利点です。
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モデルコースB:山陰から山陽へ回る
日本海側から瀬戸内へ抜ける形です。
1日目は大阪から鳥取まで9時間20分、普通運賃なら5,720円。
2日目は鳥取から松江まで3時間7分、普通運賃なら2,310円と短いので、松江で半日以上使えます。
3日目は松江から下関まで10時間21分、普通運賃で5,720円。
4日目の下関から広島は4時間32分、普通運賃で3,740円しかかかりません。
この日は広島で1日近く過ごせます。
5日目は広島から大阪へ5時間23分、5,720円で戻ります。
普通運賃の合計は23,210円。A案より安く済むかわりに、移動より滞在に重心が寄った組み方になります。
広島までの道のりは青春18きっぷで大阪から広島に詳しく書きました。
モデルコースC:九州を往復する
博多を拠点にする形です。
1日目に大阪から博多まで14時間24分、普通運賃で10,180円。
5日目にまた14時間24分かけて戻ります。往復だけで普通運賃なら20,360円です。
そのかわり中3日をまるごと九州で使えます。
博多から熊本は2時間35分、長崎は4時間19分。
どちらも日帰りできる距離なので、博多に連泊して往復する形が楽です。
九州へのルートは大阪から福岡まで青春18きっぷで行くルート
熊本まで足を伸ばすなら大阪から熊本まで青春18きっぷを見てください。
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5日間用は「連続する5日間」です
ここは見落としやすいところです。

| 券種 | 価格 | 1日あたり |
|---|---|---|
| 3日間用 | 10,000円 | 3,334円 |
| 5日間用 | 12,050円 | 2,410円 |
※2026年9月時点。JRグループの発表で確認しました。
購入時に利用開始日を指定し、そこから連続する5日間が有効期間になります。
途中で使わない日があっても日数のカウントは進みます。
| 季節 | 発売期間 | 利用期間 |
|---|---|---|
| 春 | 2月13日〜4月8日 | 3月1日〜4月10日 |
| 夏 | 7月3日〜9月6日 | 7月18日〜9月8日 |
| 冬 | 11月27日〜1月9日 | 12月11日〜2027年1月11日 |
※2026年9月時点。5日間用の発売期間は上記より数日早く締め切られます。
注意したいのが利用期間の終わりです。
連続5日間なので、利用期間の最終日から逆算して5日を確保できる日までしか使い始められません。
冬なら1月7日に始めるのが最後になります。
年末年始に5日使い切るつもりなら、この逆算を先にしておいてください。
券種の選び方は青春18きっぷで大阪から2泊3日にもまとめています。
4泊5日を組むときに効く3つのこと
日数が増えるほど、細かい負担が積み重なります。
荷物はリュックひとつにする
在来線の乗り継ぎは階段の上り下りが多く、乗り換え時間も数分しかありません。
米原のようにホームが狭く、降りた客が一斉に次の列車へ向かう駅もあります。
キャリーケースだと、階段の上り下りで急ぐ人の合間をかいくぐる必要があるため大変になります。
4泊5日でもリュックひとつに収めるほうが結果的に楽です。
着替えが増えて持ちきれないときは、観光する街で駅のコインロッカーに預ける手があります。
身軽になってから市内を歩き、夕方に回収して次の列車に乗る。1日単位ならこの方法で足ります。
移動の長い日と短い日を交互にする
5日続けて10時間以上乗る組み方は、3日目あたりが限界です。
A案は4日目に13時間24分を置くかわり、前日の仙台から新潟を6時間40分にしてあります。
移動時間の長い日と短い日を交互にする。これだけで最終日まで体調を万全に旅行を楽しむことも可能です。
宿は駅前にする
着くのが夕方から夜で、出るのは朝5時台です。
駅から離れた宿だと、その往復が毎日きいてきます。
4泊すべて駅前で取るのを基本にしてください。
連泊にすれば荷物を置いたまま動けるので、C案のように拠点型で組むのも手です。
片道だけ別の手段にすると1日増えます
移動で2日潰れるのがつらいときの逃げ道があります。
夜行バスで前の晩に出発すれば、1日目の朝には現地に着きます。
1日目をまるごと観光にあてられるので、実質的に旅が1日伸びる計算です。
帰りだけ青春18きっぷを使えば、きっぷも日数を減らせます。
速さが欲しい区間だけ新幹線に切り替える方法もあります。
どの区間で効果が大きいかは新幹線でワープする区間と料金の目安に整理しました。
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よくある質問
Q. 4泊5日でどこまで行けますか。
片道1日で着くのは西が博多(14時間24分)、東が仙台(17時間8分)です。ここを折り返し地点にすれば、現地に3日使えます。
Q. 鹿児島や青森へは行けますか。
行けますが、片道2日かかります。鹿児島中央まで36時間38分、青森まで35時間19分。
往復で4日を使うので、現地は1日だけになります。
Q. 5日間用と3日間用はどちらが得ですか。
5日ぶん使い切れるなら5日間用です。1日あたり2,410円になります。
使い切れないなら3日間用10,000円のほうが総額で安く済みます。
Q. 連続する5日間とは、どういう意味ですか。
購入時に指定した利用開始日から、5日間続けて有効という意味です。
使わない日があっても日数は進みます。利用期間の終わり際は5日確保できないので注意してください。
Q. 北海道へは行けますか。
青函トンネルは新幹線しか通っていないため、別に北海道新幹線オプション券が必要です。
詳しくは大阪から北海道へ渡るときのオプション券の使い方にまとめました。
まとめ
- 5日間用12,050円で、A案なら運賃35,090円ぶんを乗れます
- 片道1日で着くのは博多と仙台まで。鹿児島と青森は片道2日かかります
- A案は東京・仙台・新潟・名古屋の4泊。同じ道を一度も戻りません
- 4日目の13時間24分が山場。前日を短くして備えます
- 5日間用は連続する5日間。利用期間の終わり際は5日確保できません
日数を1日減らすなら青春18きっぷで大阪から3泊4日の旅行
2日減らすなら青春18きっぷで大阪から2泊3日があります。
週末だけで組むなら青春18きっぷで1泊2日なら大阪から東京観光ももどうぞ。
4泊5日は、行き先を欲張らずに一筆書きで組めば、いちばん贅沢に車窓を楽しめる日数です。



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